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皆様こんにちは、まるです。
WW2時のドイツ軍や日本陸軍に興味があります。
何かご質問等あれば、コメント欄にお書きください。
よろしくお願いいたします。

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Posted by ミリタリーブログ at

2022年09月04日

WW2戦争映画・ドラマの「ドイツ兵衣装」の解説4

こんにちは、まるです。

最近のレプリカが海外製でも以前に比べ、より精密になり、また比較的安価に入手する事が
出来るようになりました。また、オークションやフリマアプリで家に居ながら欲しいモノを
手にする事が日常になった今日この頃。
ミリハパでは日本ではマネ出来ない種類の衣類やサイズを提供してくれています。
おかげで、サイズが2SXの私も満足できる衣類にたどり着けました!

今回は戦前から使用されていたと思しきドイツ兵装備品の紹介をします。
戦前・戦中から欧米ではプロパガンダ映画(愛国や戦意高揚といった)が盛んに
作られていた様で、沢山の作品が世に送られています。
その一部は、YouTubeで現在でも拝見できますね。


以前東京のサムズミリタリ屋さんで購入した映画用のプロップをセットで
入手する機会があったのですが、段ボール箱に入れたまま、数年過ぎてしまいました。

この装備一式に付いていたタグはこちら。


「Movie Prop」、「German COMBAT!」とあり、一瞬「COMBAT!」で使用されたのかな?って
勝手に思い込んだりしていましたが、今では若しかすると戦争映画等で使用された
ドイツ兵の戦闘用装具?って意味で、実は舞台やドラマ、映画等幅広く使用されたのかなあと
思うようにしています。
ま、それでも万が一「COMBAT!」等で使用されていたらラッキーではないでしょうか。

では先ずは木製弾薬盒の正面から。
白黒で遠めに見れば、木製とは分かりません。


裏面と底面です。
ループは多分牛革製で、木製本体の裏面には革一枚を釘で打ち付け固定しています。



写真下は実物との比較


若しかしたら実物のDリングの平たい方が上に向くのかも知れません。
サイズ感は良く出ており、白黒だとパッと見、分からないかも知れないですね。

コチラは重たい木製水筒で、色的にはODです。

色々削れて、モールドが甘くなっていますが、遠めに見れば分かりません。



ストラップもフックも米軍のモノを利用しています。これも釘打ちで固定されております。

Kar98用銃剣吊りは中央に鞘留めの穴はありませんが、良くできています。
所謂騎兵用でしょうか。
写真上が映画用、下は参考品。




牛革製Y型サスペンダーとベルトキーパーのセット品です。
実際のモノと比べ、やや細くて厚みも薄いです。
これらも水筒同様、米軍等で使用されているフックが付いています。






カラー版では「助け呼ぶ声」で、ドイツ衛生兵のペーター・ハルスマンが着用しています。





下士官・兵用のベルト(バックル欠)で、これも幅が細く、薄い牛革で作られています。
写真上のバックルベルトとFグレーのバックルは参考品です。

ベルト自体、細身の牛革製です。




ヤヤコシイ装着方法で、裏面にある細い調整用のベルトでバックルの位置を出して使用する様です。

写真の調整用ベルトは途中で切れています。
右手にバックル、左手にベルトエンドを持ってバックル裏のフックに引っ掛ける様です。

これらを当初ご紹介した衣装と合わせて見ると・・・(ヘルメットにデカールはありません)。





モノクロームバージョンだと





以上、映画用ドイツ兵の装備品でした。
当時から戦後にかけて、アメリカならわざわざ木を削りだして作らなくても、ドイツ兵の捕虜収容所もいくつかあったり、
戦勝記念で持って帰ってきた装備品がゴロゴロしてそうですが、違うのかな?
カラー版になるころには、すっかり木製装備品は見られなくなる一方、銃器はの一部には木製等が
使用され続けていました。
TV「COMBAT!」ではWW1時の装備品を多用していましたが、中には使える「水筒」や「雑嚢」が時たま
出で来ていましたが、機会があればそれらも掘り下げたいなと思います。
今回はここまで!


  

Posted by iwasa at 14:33Comments(0)ドイツ軍

2022年08月11日

WW2戦争映画・ドラマの「ドイツ兵衣装」の解説3

こんにちは、まるです。


今回で3回目のブログとなります。
まあ、休暇中なので書き込む事が出来るのあって、
普段であればここまで呟くことはありません

今回は「カラー版衣装」のご紹介です。
と言ってもモノクロ戦前からの使い回し衣装なので、
カラー版も何もないのですが。。。

入手経緯は、今から(2022)約35年前に大阪南にあったM〇SHさんの
レジ横ブースに展示販売されていました。
当時は胸章のイーグルは付いておらず、板尾さんに似た店員さんに聞くと、
「ハリウッドの映画会社から倉庫に面白いのがあるからどう?」と言われ、
納品したそう。
その頃はまだ程度も良く、破れ、焼けも大してありませんでしたが、嬉しすぎて
毎日着倒し、気が付けば特に裏地が傷み過ぎて
酷い状態になってしまいまいた。嗚呼、若気の至りとは言え勿体ない。。。

海外の「C!」ファンクラブのHPやコレクターのページを見ても中々出てきません。
なので、「特攻ギャリソンゴリラ」、「ジェリコ」、「地上最大の脱出作戦」等の作品を見ては
どっかに出ていないかな~と思いをはせながら鑑賞していました。

と、前置きが長くなったところで、写真にて情報提供できればと思います。
以下が「C!」で使用された衣装になります。

襟ホック全閉じ状態


襟ホック解放状態


第一ボタン解放開襟状態




背面





特徴ある襟周りを見ていきましょう。





襟周りはダブルホックも含め丁寧に作られており、また割と厚みもあります。




襟裏はと言うと・・・






この辺りは「特攻ギャリソンゴリラ」で良く見せてくれます。結構凝ったt作りになっていますね。


続いて独特な肩章です。



元々縫い込み式だったのかも知れません。
肩章留めは肩章本体と同生地が用いられています。






ポケットの形状






胸ポケット、ボタンも同じですね。

色褪せしていますが、同時に元生地の色合いがわかります。
プリーツ部分の表面は縫製されていません。ソフトな印象を受けます。






ボタン

まるで明治時代の日本陸軍の様な形状をしています。
表はツルツルの真鍮製の外装にした面含む裏面班部分は米軍のボタンを流用!
なお、このレプリカを作成しようと生地やボタンを探しにABCクラフトさんに穴時サイズの
ボタンがあったのにはビックリ!













裏地




右胸部分に大きなハト章の外した跡がはっきり残っています。






袖部分はやや薄い赤紫色のサテン地です。



さあ、如何でしたでしょうか。
掘れば掘るほど惹きつけるドイツ兵の衣装ですが一般的に流通していないのが残念です。





私も憧れであった「C!」や「特攻ギャリソンゴリラ」、「ジェリコ」、「地上最大の脱出作戦」等の作品を見ながら
この服を着て何度ゴッコをした事か。。。
MilitaryHarbor等で販売してくれないかな。

この後また、関連するドイツ兵に関する情報をUPしますので引き続きご覧ください。
コアなファンの皆様、思いを共有しましょう( ´艸`)


  

Posted by iwasa at 18:14Comments(0)ドイツ軍

2022年08月09日

WW2戦争映画・ドラマの「ドイツ兵衣装」の解説2

こんにちは、まるです。
前回のブログではTV「COMBAT!」で使用されたと思しき衣装を
紹介しましたが、皆様の感想はどうでしょうかね?

前回の衣装と同生地、同デザインで同じ色合いの、どう見ても同じシリーズのコートも存在しています!
どの作品で使用・出演したのかは不明ですが、私のPCフォルダには以下の
写真がありましたのであくまでも撮影賞衣装としてご紹介します。

先ずは兵用のコートから。








パッと見はフーン、でよく見ると「んん??・・・」って感じ。
一応ボタンは梨地でそれらしく作られたモノが着いています。
(アスマン社?であれば実物ですね!)
全体的な色合いは米軍の毛布の様な感じで、襟は中華製の良く出回る感じの
緑襟ですね。
裏地にあるラベルは切り取られていますが、「westerncostumecorporation」のモノで
間違いないでしょう。
襟章が着いていた跡が付いていますね。

次に下士官用コート






全体的ににぎやかな感じですが、兵用と同じ製品だと推測できます。こちらはラベルが残っていますね。
ボタンが別の物が着いており、何かギラギラしています。
また肩章の縁は歩兵科の白の外側に黒のパイピングがありますが、SS用でしょうか?
良くわからない出来です。
襟周り及び肩章に着いている下士官を示リッツェンはアルミの銀色にも見えるし、白にも見えます。


で、下士官服


下士官を示すリッツェンは白いように見えます。
コチラは生地自体がウール系では無く、綿っぽいですが、イレギュラーで、「C!」に使用されたかも?知れません。
(じ後の写真と見て判断してください。)


2枚目左は一般的なジャケットなので、右のSS服に注目!
ポケットの蓋やボタンは似ていますがどうでしょう!?
ここはシンキングタイムって事で。


この他に装備品を見てみると、意外な事実が判明します。



タグには「C!」で使用したと説明書きがありますが、恐らくシーズン1辺りで活躍していたモノの一部かと
思われます。
弾薬ポーチ、水筒は何と木製!!
職人技っすね、驚きます。
またベルトとYサスは実物よりもやや細い革製ですが良くできて言います。
またYサスのフック部分と水筒の吊り下げ用のフックは米軍の物をそのまま流用しています。
この辺りは白黒・カラー版共に使用の確認ができます。
分かりやすい所では、カラー版「助けを呼ぶ声」でドイツ衛生兵役のペーター・ハルスマン
(ロバート・デュヴァル)が着用しています、
kar98の銃剣用の剣吊りは騎兵バージョンがセットで付いていました。
(この辺りはまた別に特集してご紹介します。)



因みに銃剣は一例ですがアルミ一体成型のモノが使用されていました。
グリップエンド部分は欠けか割れで欠損か?。
以前月間「COMBATマガジン」中で、読者プレゼントコーナーで「C!」で使用された
アルミ製銃剣をプレゼントってあったけど誰か当選して持っているのかな?
(可能なら死ぬまでに3Dプリンターでコピーしたいなあ。)
残念ながら、バックルとペラペラの雑嚢は付いていませんでした(´;ω;`)

これとは別に木製の水筒は他にもこんなにもあります。





まあ、当時画面の中で水筒や弾薬盒に拘る視聴者相手に撮影していないでしょうから、
あれば良い的な感じでしょうか。


別に現存するサンダース軍曹のヘルメットは↓

コチラは欧米のマニアな方が所有されている様です。
この他、ヘンリー少尉や分隊員の装具類や銃器類もあったりなんかします。
また別の回でご紹介しますよ。


「C!」でよく出てきたドイツ軍sd.kfz装甲車はコレ↓


「C!」ではたまにしか出てきませんが、その後の「特攻ギャリソンゴリラ」ではちょいちょい出てきて
凄くお得な気分になりました。

この他にもカルフォルニア現地のマニアが撮影地の今昔比較や当時撮影後に放置されていた薬莢の捜索の様子や
地図で見るいつもの戦場の今と変わり果てた現在の状況などもご紹介できればと思います。

では次回はいよいよカラー「C!」撮影用衣装の紹介を予定します。


  

Posted by iwasa at 23:22Comments(0)ドイツ軍

2022年07月30日

WW2戦争映画・ドラマの「ドイツ兵衣装」の解説

こんにちは、まるです。

【このブログは逐次、修正・加筆されます!!】

私が小さいころや若いころはまだTVで沢山戦争映画やドラマが放送されていて、朝からごはん時、深夜にかけて日常的に見ることが出来ていた様な気がします。
いつの間にやら全然見れなくなり、再放送もない状態が続いています。
ま、今ではYouTube等があるのですが、作品によってはアップされていなかったりします。

今回紹介するのは映画ドラマで使用されたドイツ兵の軍服について呟いていきます。「時代考証がー」、「生地がー」とか
色々突っ込みどころの塊みたいなモノですが、箸休め程度に受け流してください。
※PC版は見切れているので一番下のシークレバーを右に振りながらご覧ください。



この衣装は最近ではTV「COMBAT!」で使用されたドイツ兵のユニフォームとされるモノです。
私もよく同作品を見ていますが、よく見るとデザインや生地、ボタン等別物である事がわかります。
また特徴的な右胸の鷲章は刺繍ではなくプリント?刺繍では無い様なタイプですね。
なぜこの服が「COMBAT!」(以下C!)に出てくる、着ていると言われるのでしょうか?
これら劇中で着用されている服はいくつかありますが、基本は白黒・カラー版を含め一つのデザインの服に
徽章類が付けられ、使いまわしされています。
海外のコレクターがFacebookで紹介したアイテムの一つにその答えがあります。


これが主に白黒時代(1962年~)に使用されていた「実物」ですね。
上記の写真とは見ても似つかない一品です。
特徴ある開襟気味の襟に兵科色のない肩章、米軍の制服のポケットデザインを踏襲した物入、真鍮製ボタンの
大小と色はヨモギ色と言うか金色が変色して黄土色になったボタン、襟のフック(シングル及びダブル)、大きなハト章、
裏地は本体は白いサテン地、袖部分は薄い紫色のサテン地、日本陸軍将校夏生地によく似た生地はこの写真のもの。
皆さんもYouTubeやDVD等で見比べてください。
この服自体は戦前のプロパガンダ映画で使用され始め、戦後の欧米の作品に登場しまくります。
でも残像数が極端に低く、特に将校用の制服はこれまで見たことはなく、また発掘された経緯はありません。
(別の記事でつぶやきます。)

で、白黒からカラー版に切り替わる過度期で一番変化があるのは襟章です。




それまでの機械刺繍?からなんと「アップリケ」に変更され以後、どのカラー作品にも
登場するC!らしいドイツ兵のシンボルと変わっていきます。


写真の人物は、ドイツ将校や下士官・兵役でおなじみの「ポール・ブッシュ」氏



一番下は「特攻ギャリソンゴリラ」でのワンシーン。
この間、一時的にアップリケ襟章に兵科色が入ったモノや実物の輪郭に近づけたイレギュラーな襟章も散見されますが、
一時的に使用されたのみです(もしかしたらいつもの衣装をクリーニングに出している間だけ?)。


これと同時に国家章のデッカイ鷲章からここで紹介している目の詰まった割とまともな鷲章へ変更されますが、
中でも中途半端に大戦中期ごろの風合いや、アフリカ軍団系の熱帯バージョンぽいのも登場します。





因みに将校用のデカい鷲章は多くの場合、アルミ糸?で縫製され、下士官兵のソレとは出来が違いました。



襟章は上がモノクロ時代に使用されたアップリケ、下は刺繍のもの。


肩章については当初兵科色のない、平たい平凡なデザインでした。
縫い込み式と差し込み式が存在し、カラー版では頭デッカチ尻すぼみな肩章が主流をなります。
これは「OK捕虜収容所」のシュルツ軍曹をはじめ、多くの強調されたドイツ兵のシンボルとなっています。





で、コチラがFacebookで紹介された「C!」で使用されたと言う海外コレクター所有の衣装の写真です。
今回紹介する衣装と全く同じモノです。





ではこれからその細部を見ていきましょう。
先ずは襟周りから。

紺色に近い薄いウール地(フェルト?)に茶色の兵科色?、艶のある白い糸の機械織りっぽい襟章が面白いです。
この襟章、胸章は実際に「C!]でも使用されたパーツと推測されます。
ある意味、貴重です。


因みに襟裏はこんな感じで、服と同じ生地で特に特徴はありません。

肩章です。




写真の様に縫い込みタイプと差し込みタイプが存在します。写真3枚目は裏側になります。襟同様に明るいグリーン(中華製の安価なM36の様な)の薄い生地に薄いホワイトの綿地が簡単にミシン縫いされています。


胸の国家章です。

この鷲の刺繍は襟章に比べ、密度の高い刺繍で仕上げられており、実際「COMBAT!」の他、「特攻ギャリソンゴリラ」や「ジェリコ」でも使用さてたモノと同じ章です。


続いて裏地です。



この生地については、乾燥したカサカサなサテン地の様で、傷みやすそうです。
すでに首元と脇部分にキズ穴や破れがあります。
暗いグレーで首元に「western costume.co HOLLYWOOD.CALIF.」のスタンプが押されています。
「8」はサイズ表示でしょうか?

裏地右腕部分にもスタンプがありました。「62」もサイズ表示?


裏地の脇の部分に破れがあります。

実際白黒・カラーでもドイツ兵の脇が破れた状態で登場することは
しばしばあります。恐らく撃たれた際、激しく倒れたり、両脇をもって引きずられたりと相当な
負荷がかかるためでしょうか。(裏地のみで外側にダメージなし。)
写真は参考画像


それらは画面上でも多々確認できます(コマ送りやワンカットを注意して見てみてください!)。


センターベンツの裏地側です。


意外に細かい作りをしていますが、縫い目がややアメリカンな感じです。


ボタンの裏側の刻印です。

1枚目は右ポケットのもの。


2枚目は服本体のもの。


以上、「C!」で使用されたと触れ込みで出回る何かの映画用衣装ですが、これら徽章類以外実際何に使われたかは不明のままです。
また、MGMスタジオで撮影された作品の衣装、ドイツWH、SS、LW等の将兵の衣装類は撮影後に焼却処分された話も
あるので中々出回らないのかも知れません。




国内でこれらのレプリカが販売されれば一定数の売り上げがあるかも知れませんねぇ。
いずれにせよ、今の様な情報のない時代、ブラウン管の向こう側のドイツ兵が夢を与えてくれた事をミリタリー少年、
はたまたドイツ軍大好き人間を育ててくれたのは言うまでもありません(タミヤ、ニチモ等の模型業界含む。)。
いつかサンダース分隊やヘンリー少尉一行を打ち負かしてくれると望みを持ちつつ、再生するたびに最後全滅する悲哀のドイツ兵たちを
忘れることは無いでしょう。
ありがとうドイツ兵!でもこれからも応援するよ俺たちのドイツ兵!

次回[カラー版ドイツ兵衣装」の紹介をいたします。






  

Posted by iwasa at 17:42Comments(0)ドイツ軍